この秋もたくさんのアニメの新番組が始まった。いろいろと気になる作品がある中で,筆者が注目しているのは『ベン?トー』。「夜のスーパーで半額弁当を取り合って殴り合う」という設定には原作で一度お茶を噴いたものだが,アニメになると破壊力は2倍,いや3倍。スーパーの店内で敗北者たちが死屍累々となっているシュールさと言ったら……。 なにを隠そう,筆者もかつては半額弁当奪取に血道を上げる《狼》の一人だった。そう……あれはなにかとお金のやりくりに苦労していた大学時代。近所のスーパーの半値印証時刻(弁当が半額になる時刻)をくまなく調査し,その時刻まで空腹を抱えつつ,スーパーにチャリを走らせる。それには日々刻々と変化する半値印証時刻を正確に把握する調査力,空腹に耐え抜く忍耐力,そして望みの弁当が売り切れていても泣かない意志の強さが不可欠であり,自分で言うのもなんだが,決して一朝一夕にできるものではない。大学時代,筆者の青春の大半は,半額弁当の獲得に費やされたと言っても過言ではないだろう。 ……今ちょっと書いてて涙がこぼれそうになってきたが,打ち込むものがあるだけまだましと思ってもらいたい。今回の「」で紹介する『エトランゼのすべて』の主人公は,いまだ何をしようか迷っている大学1年生。彼も筆者を見習って,早く自分が打ち込めるものを見つけてほしいものである(ドヤ顔)。 ……えっ? 彼の場合は代わりに周りに女性がいっぱい? そんなの許されないよ? 『エトランゼのすべて』 著者:森田季節 イラストレーター:庭 出版社/レーベル:星海社/星海社FICTIONS 価格:1260円(税込) ISBN:978-4-06-138817-8 ●黒い魔女に誘われて入ったのは,奇妙奇天烈な「京都観察会」 春。京都大学に入学した針塚圭介(はりづかけいすけ)は,ある志を抱いていた。それは「大学デビューすること」。田舎の高校で灰色の高校生活を過ごしてきた彼は,地元から遠く離れた大学でならバラ色の生活を切り開けると考えたのだった。そのために彼はまず,サークルに入ろうと決意する。 だがそんな決意とは裏腹に,Diablo3 Gold,なかなか入りたいと思うサークルが見つからない。このままではサークルに入るタイミングを逃し,大学デビューに失敗してしまう。焦る圭介は,ugg 偽物,ある日掲示板でとあるサークルの勧誘チラシを目にする。そのサークルの名は「京都観察会」。チラシの「とにかく気楽に」という文句に惹かれ,圭介は京都観察会の新歓に足を運ぶ
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