2013年2月27日水曜日

[COMPUTEX]BitFenix,外出先からPCのファン制御を行えるファンコンを予告。露店やマルチプレイサーバー

 COMPUTEX TAIPEI 2011の期間中,BitFenixは,TWTC Nangangにプライベートルームを開設。そこで同社が投入予定の新製品を披露していた。ゲーマー&ハイエンド志向のPCユーザーに向けたPCケースで知られるBitfenixだけに,PCケースの展示がメインだったのだが,そのなかで異彩を放っていたのが,インターネットを介して外出先からファンの制御を行えるというファンコントローラ「Recon」だ。 Reconのサンプル  オンラインゲームのプレイやFPSのマルチプレイサーバー運用に役立ちそうな本製品を中心にレポートしてみたい。。 タッチパネル制御に加えWebベースの制御も可能なRecon  2011年第3四半期中の市場投入を目指して開発中とされるRecon。基本的には6chのファン回転数制御機能と,タッチパネル式のユーザーインタフェース(以下,UI)からなる製品だ。 今回展示されていたサンプルでは5インチベイを3スロット占有するようになっており,さらに液晶パネルも紙にプリントしたダミーだったが,製品版では液晶パネルの大きさはこのままに2スロット仕様へ切り替わるという。右はそのイメージ 開発途上版とされるReconの基板。ファン回転数制御周りは動作するワーキングサンプルだった  BitFenixを率いるDavid Jarlestedt氏によると,ファンコントローラは6ch仕様となっており,「一般的なファンコントローラの場合,出力はだいたい1chあたり6?10Wだが,Reconでは合計最大150Wで,1chあたり25,ドラクエ10 RMT?30Wを確保している」とのこと。ファン回転数は貼り付け型温度センサーによる自動制御が可能なほか,チャネルごとに手動設定も行えるようになっている。  そして,最大のポイントとなるのが「オンライン対応」の部分だが,ReconではWindows用,そしてLinux用のサーバーソフトウェアが用意され,それを導入したうえで1ポートを開けると,専用のクライアントからReconを制御できるようになる。クライアントはWebベースのため,PC以外に,スマートフォンなどからも利用可能だ。 左はPC,右はAndroidスマートフォンからファン回転数を制御しているところ。「見栄えはあくまで仮のもの,ドラゴンクエスト10 RMT。あと,モニタリング機能はまだ一部しか機能していない」(Jarlestedt氏)とのことだが,すでにWebベースのクライアントからファン回転数を変更できる機能は実装されていた。ちなみにプロファイルは3種類登録できるとのこと  柸毡兢扦蠒r節柄微妙な存在となるかもしれないが,オンラインゲームを露店状態で放置して一時的に自宅を離れるときとか,あるいはマルチプレイFPSのサーバーを運用するときなどに,気温の変化に応じて外出先からファンの回転数設定をモニタリングしたり,変更したりできるのはなかなか便利そうである。  なお,BitFenixのプライベートルームでは,第2世代のミドルタワーPCケース「Raider」など,これから市場投入が予定されている製品がいくつか展示されていた。以下,写真メインでどうぞ。 「Survivor」に続く第2世代のミドルタワーPCケースと位置づけられるRaiderのプロトタイプ。内部構造の撮影は許可されなかったが,「とりあえず,天板部にあるインタフェースのロゴマークはダサいので取る予定(笑)」(Jarlestedt氏)。天板部で右側に見えるスライダーはファンコントローラ用だが,これも採用するかどうかは未定という エントリー市場向けPCケースの特別版「Shinobi Special」。筐体が白くなっただけでなく,網目模様の帯(※本体写真で水色のところ)と前面のエンブレムが交換可能となり,ドライブベイがツールフリーになったのが特徴だ。帯やエンブレムはオプションが別売りとなるが,日本向けモデルでは標準の帯が赤い「日本カラー」になる可能性もあるとのこと メーカー出荷を開始したというUSB 3.0用のピンヘッダ→標準コネクタ×2変換アダプタ。北米市場における想定売価は9.9ドルとのことである。意外に便利そうだ ローエンド市場向けの“マザーボード倒立型”ミドルタワーPCケース「Outlow」。本体サイズ180(W)×478(D)×438(H)mmと,横幅が短いながら,本体向かって前面左側,3.5インチベイから見て奥の部分にケーブルマネジメント用のスペースを取ってあるのが特徴だ。北米市場における想定売価は49ドル 39ドルのローエンド市場向けPCケース「Merc Alpha」「Merc Beta」。基本デザインは共通で,天面部のファン用スペースと3.5インチオープンベイの有無が異なる →
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